子供の詩

批判ばかりされた子供は非難することをおぼえる


殴られて大きくなった子供は力に頼ることをおぼえる


笑いものにされた子供は物を言わずにいることをおぼえる



皮肉にさらされた子供は鈍い良心の持ち主となる


しかし



激励を受けた子供は自信をおぼえる



寛容に出会った子どもは忍耐をおぼえる


賞賛を受けた子どもは評価することをおぼえる


フェアプレーを経験した子どもは公正をおぼえる


友情を知る子どもは親切をおぼえる


安心を経験した子どもは信頼をおぼえる


かわいがられ抱きしめられた子どもは


世界中の愛情を感じ取ることをおぼえる

スウェーデンの中学校の社会科の教科書に収録されている

『子ども』という詩です